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 当研究室では「病態・薬物治療を指向した基礎研究」を研究基盤とし、「病態および治療における細胞内情報伝達および遺伝子発現制御と細胞応答の分子機構」を挙げ、がんや糖尿病などの疾患における細胞応答や薬物治療、生体防御機構に対して、免疫、生化学、分子生物学的アプローチにより、新たなメカニズムを研究しています。 すなわち、病態における糖鎖構造の変化や生合成およびその調節機構を中心に研究を展開するとともに、糖尿病やがんなど病態における細胞応答やナチュラルキラー細胞(NK)細胞による宿主免疫応答を研究してきました。そして研究の進展とともに、肝細胞がんに対する現在の薬物治療への寄与を目指し、東邦大学・医学部内科学講座(大森)消化器内科と共同で、基礎と臨床の両面から、少しでも奏効率が高く副作用の少ない治療戦略の構築を目指しています。同時に、臨床での病態把握および生化学的アプローチによる薬効や副作用のメカニズムの探求を行い、新たなバイオマーカーの探索や宿主免疫応答など、基礎研究からの臨床への橋渡しが可能な研究を行っています。この「基礎からの基盤的検討と臨床からの多面的臨床検討」といった基礎と臨床の双方からのアプローチという研究スタイルや研究結果を、世の中に広くアピールするとともに、現在治療を受けている患者さんの治療に貢献したいと思っています。

 このような研究活動を通して、研究の活性化および研究者養成に力を注ぐとともに、研究者を目指さない学生に対しても、研究を通して薬剤師の業務を遂行する上で必要となる論理的思考や問題解決能力を高め、高い決断力や判断力などを持った薬剤師を養成したいと思っています。特に、教育や研究を通して、「基礎を基盤に据えつつ、幅広く深い専門知識をもち、(特に)治療に介入・助言できる薬剤師」を養成したいと思っています。

​                                        桧貝 孝慈

【​連絡先】
千葉県船橋市三山2-2-1
東邦大学・薬学部・病態生化学研究室
桧貝  孝慈 
Tel:047-472-1276
e-mail:koji(at)phar.toho-u.ac.jp

 

※お気軽にご相談ください 

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